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ニュース・新着情報

2016年07月

2016年7月7日知っておきたい結露のはなし
結露とは水滴が真冬や梅雨時に窓や壁を濡らす現象のこと。
暖かい空気に含まれている水蒸気が冷えた物に触れることで水滴に変化しているのです。
窓の結露を抑えることは住まいの不快感を減らすことにつながります。
もともと空気中には水蒸気として水分が含まれていますが含むことのできる水蒸気の量は温度が高いほど多く、温度が低いほど少なくなります。
そして、水蒸気をたくさん含んだ暖かい空気が冷えると空気中の水蒸気量が飽和状態をこえるため余分な水蒸気は液体へと変化します。
これが結露発生の基本的なメカニズムです。
つまり室内の水蒸気量と温度差。このふたつが結露の大きな発生原因といえます。
結露には窓ガラスや壁などに発生する表面結露と壁の内部など見えない場所に発生する内部結露があります。
放っておくと壁やカーテンなどがシミやカビになったり湿度を好むダニが発生したり建物の骨組みなどを腐らせて家の寿命を縮める原因にも。
結露の種類
 真冬の結露・・冷たい外気によって窓ガラスが冷えてしまうのが大きな原因。
        窓ガラスだけでなく外気の影響を受けやすい薄い壁も結露します。
 梅雨の結露・・圧倒的に湿度が高いことが大きな原因。
        窓ガラスがそれほど冷えていなくても結露し始めます。
湿気をつくらないために
不快な結露を減らす最も効果的な方法は原因となる湿気の発生そのものを減らすこと。そしてマメに換気をして家の中の湿気を追い出すこと。
結露対策の基本として、まず毎日の暮らし方から見直してみましょう。
①湿気の発生を減らすために
 1.お風呂の残り湯にはフタをして水蒸気の拡散を防ぎましょう。
 2.洗濯物を室内に干すと湿度も上昇します。
 3.観葉植物の水やりの頻度・分量にも工夫が必要です。
 4.湿気が発生しにくいFFストーブやエアコンなどの使用をお勧めします。
②換気の方法
 1.自然換気/風の通り道をつくって部屋の空気を入れ替えましょう。
 2.強制換気/キッチンやバスルームでは換気扇もかかせません。
③その他
 1.湿度の高い梅雨は強制的に除湿する必要が有ります。
 2.家具はなるべく壁から離して置くようにしましょう。
2016年7月5日快適湿度は約50% 快適温度は約20℃
快適湿度・・・室内環境を考える時、つい温度だけに気をとられてしまいがちですが、湿度のことを忘れていませんか?
気密性の高い現代の住まいでは生活の中で発生した水蒸気が溜まって湿度は知らないうちに高くなっていきます。
高すぎる湿度はアレルギーを誘発するカビやダニなどの大きな発生原因。
逆に乾燥しすぎるとインフルエンザのウィルスが活発になって風邪にかかりやすくなります。
健康的に過ごせる湿度の目安は50%前後。
特にお年寄りや赤ちゃんのいるご家庭では家に湿度計を置いて湿度調節を心がけたいものです。
快適温度・・・健康との関係で温度が問題になるのは真冬の家の温度ムラ。
暖房している部屋から寒い廊下に出たり夜中に布団から出て冷え切ったトイレに入った時の急激な温度変化は特にお年寄りのからだにとって大きなストレスとなります。
快適な室内温度の目安は20℃前後。
ひと部屋だけ必要以上に暖めて他の部屋との温度差を大きくするより家全体を寒さを感じない程度の温度で均一(±5℃)に保つ方が心地よく健康的に過ごせるのです。